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歴史的なコンプレッサーの名機が、アビイ・ロード・スタジオと共同で初正式復刻。 CHANDLER LIMITED RS124

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アンブレラカンパニーは、アビイ・ロード・スタジオとCHANDLER LIMITEDが共同で復刻した、歴史的名機である真空管バリアブル・ミュー・コンプレッサーRS124を発売する。 RS124-f 当時のRS124は、ALTEC 436を当時のEMIのエンジニアが独自に改良し、新たなコンプレッサーとして開発した製品でザ・ビートルズのレコーディング・セッションで活躍したことで有名。 今回のRS124の復刻にあたって、アビイ・ロード・スタジオとCHANDLER LIMITEDの共同開発チームは、回路図をアビイ・ロード・スタジオに存在している歴史的な実機から、そして当時の手書きのノートから正確に再現。さらに何台か存在するRS124のそれぞれの微妙な違いまでもを正確に再現しようと試みたという。また、可変のアタック・コントロール、200/600オームのインピーダンス切り替え、特別な” Super Fuse”の搭載などが新たに加えられている。 RS124-r   ● RS124 希望小売価格 ¥400,000(税抜) ※初回ロットのみ特価販売。詳しくは製品ページにて。 標準仕様の他に、以下のバリエーション仕様もラインナップしている。 ● RS124(Stepped I/O) 希望小売価格 ¥438,000(税抜) 入出力をステップ式のコントロール仕様に変更したバージョン。 ● RS124 Mastering Matched Pair (Stepped I/O) 希望小売価格 ¥898,000(税抜) 2台のRS124をステップ式の入出力に変更したうえで、マスタリング仕様に特性をマッチングさせたバージョン。2 製品情報 CHANDLER LIMITED RS124 http://umbrella-company.jp/chandlerlimited-rs124.html  

【SPL】真空管マスタリング・コンプレッサー Iron、プリアンプ/モニターコントローラ搭載のオーディオ・インターフェースCreon発売

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エレクトリは、ドイツSound Performance Lab(SPL)のIron、Creonを2015年12月18日に発売する。 Ironは、伝説的なサウンドキャラクターを持つビンテージチューブコンプレッサーと、SPL独自の120Vオペアンプを併せ持つマスタリングコンプレッサー。 [caption id="attachment_48045" align="alignnone" width="650"]iron-red SPL Iron Model 1524(RED)[/caption] ブラック・カラーのModel 1520(仕様は同じ)も同時に発売される。   Creonは、プリアンプ、モニターコントローラーを搭載したオーディオ・インターフェース。 演奏、録音/再生、AD/DAコンバート、コントロールからリスニングに至るまで全てをCreonで行う事ができる。 [caption id="attachment_48055" align="alignnone" width="650"]creonfront Creon Model 1412トップ部。ブラックカラーModel 1410も同時発売される[/caption] DAWと組み合わせて使用するように設計されているが、スタンドアローン・デバイスとしても活用する事が可能。 [caption id="attachment_48056" align="alignnone" width="600"]creonrear Creonトップ部[/caption]   製品情報 SPL Iron 税抜価格645,000円 http://www.electori.co.jp/spl/iron.htm SPL Creon 税抜価格62,500円 http://www.electori.co.jp/spl/creon.htm  

開発者&ユーザーが語るBOSE F1 Systems

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2015年8月のリリース以来、世界中で話題を呼んでいるBOSEのパワード・ポータブル・スピーカー・システムF1 Systems。会場や客席の形に合わせて4パターンの指向特性切り替えが可能な“フレキシブル・アレイ”が特徴だ。ここではそのF1 Systemsを開発した米BOSEプロ・オーディオ部門の総責任者と、発売と同時にこのシステムを導入したPAエンジニアのインタビューにより、そのメリットを明らかにしていく。  

開発責任者インタビュー 持丸聡

空間の形状に性能が左右されないスピーカーを目指しました

米BOSE本社でプロ・オーディオ部門のゼネラル・マネージャーである持丸聡氏。L1 SystemsやRoom Matchといった既存の製品に加え、このF1 Systems(以下、F1)にも部門の総責任者として開発に携わってきた。Inter BEE 2015に合わせて来日した氏に、F1の開発コンセプトや製品化でのポイントを聞いてみた。 Akira Mochimaru:General Manager, Bose Corporation, Professional Systems Division。工学博士。日本にて東京ドームなどの音響設備設計に従事した後、渡米。スピーカー・メーカー勤務を経て、米BOSE本社にResearch Engineerとして入社。2006年より現職に就任し、プロ・オーディオ部門を率いる<br /><br /><br />
Akira Mochimaru:General Manager, Bose Corporation, Professional Systems Division。工学博士。日本にて東京ドームなどの音響設備設計に従事した後、渡米。スピーカー・メーカー勤務を経て、米BOSE本社にResearch Engineerとして入社。2006年より現職に就任し、プロ・オーディオ部門を率いる
 

F1用に軽量ユニットを新開発

●持丸さんが開発において重視している点は? ◯私は音響設計/施工がバックグラウンドにあり、スピーカーが実際の現場で本領が発揮できるということを大事にしています。従来のラインアレイでは、実際の室内空間の中で本来の性能が発揮できない部分があるので、それを解決するために作ったのがRoomMatchです。F1も同様で、単純に音が広がると空間の形状に左右されてしまうので、フルレンジのF1 Model 812の垂直指向性を空間に応じて変えられるようにしました。 ●コンパクトな点もF1のポイントですね。 ◯可搬性も重視しました。アメリカではバンドが楽器とPA機器を普通自動車に積んでツアーを回ることが多いですが、18インチ・ウーファーは普通車のトランクに入りません。しかも一人で運べない。そこを解決しようというのが狙いの一つです。そのほか設置の容易さ……スタンドがウーファー本体に収納できて、ケーブルが背面に隠れる、というのもありますが、これは先の指向性や可搬性と比べると、一段下のポイントかもしれませんね(笑)。 ●小型軽量化を実現するのは難しいのでは? ◯そこを克服していくのがエンジニアリングの仕事です。F1 Model 812の2.25インチ・ドライバーも、自社の他製品とは中身が全く違うものを新規開発しました。形や大きさは同じでも、コーンの質、ボイス・コイル、マグネット、すべてが違います。F1では軽量化のために、このクラスで一般的なフェライトではなくネオジム磁石を採用しています。少しでも軽い方がいいというお客様からの声があり、そこは頑張りました。 ●F1 Subwooferの方はいかがですか? ◯幸運なことにも、10インチ・ユニット・サブウーファーの中でも最もパワフルなものができたと思います。実は目標値を超える出来となり、エンジニアもすごく喜びました(笑)。10インチ×2発という構成が、タイトな低音、つまりトランジェントの再現には有利だと思いますね。軽い分、アタック/リリースがピシっと決まります。

ライブ・バンドでのテストを繰り返す

●アレイ・ポジションの変更とともに、EQも自動的に変わっているのがユニークですね。 ◯設定スイッチだと切り替えを忘れるので、アレイ形状の変更を検知して切り替えるようにしています。仕組み自体はシンプルですが、操作性と耐久性を考慮してユニットをロックさせる機構にもネオジム磁石を使っています。こういうのは人間の感覚でテストを繰り返して、適正を探るしかないんですよね。 ●BOSE=技術力というイメージがありますが、一方でそうした人間的な感覚も大事にされているのですね。 ◯音についても最終的には私が全部聴いてOKを出します。F1に関しては、ライブのバンドに何回もやってもらってテストしています。用途を考えるとそこが大事。やっぱりライブPAだとひずみが出たり共振したりといったことが分かるので、初期プロトタイプの段階からバンドでのテストを繰り返しましたね。F1は開発に3年以上かけていて、構想に1年、着手してからも音作りだけで1年かかっています。時間はかかりましたが、他社のコピーを作るよりはBOSEらしい製品を作る方が大事ですから。 ●今後の展開は? ◯私は、最もニーズがあるサイズの製品を出して、より大きなものと小さなもの、どちらが望まれているのかを見ています。既に次の製品の構想はありますが、どちらの方向に行くかはユーザーからのフィードバック次第ですね。   [caption id="attachment_51020" align="alignnone" width="297"]F1 Model 812はフルレンジ2ウェイ構成。600Hz以上を担当する2.25インチ・ドライバー×8基のアレイを、会場の形状に合わせて4つの指向性パターンに変形可能。12インチ・ウーファーも備えて、サブウーファーなしでも十分な低域再生能力を誇る。専用スタンドを使わない場合は、一般的なスピーカー・スタンドへポール・マウントすることも可能だ。アンプ出力は合計1,000W。「BOSEでは1,000Wとスペックに書いたら、それはクレスト・ファクターや音の強弱が変化する通常の音楽で実用的にきちんと1,000Wが得られる、という意味です」と持丸氏 F1 Model 812はフルレンジ2ウェイ構成。600Hz以上を担当する2.25インチ・ドライバー×8基のアレイを、会場の形状に合わせて4つの指向性パターンに変形可能。12インチ・ウーファーも備えて、サブウーファーなしでも十分な低域再生能力を誇る。専用スタンドを使わない場合は、一般的なスピーカー・スタンドへポール・マウントすることも可能だ。アンプ出力は合計1,000W。「BOSEでは1,000Wとスペックに書いたら、それはクレスト・ファクターや音の強弱が変化する通常の音楽で実用的にきちんと1,000Wが得られる、という意味です」と持丸氏[/caption] [caption id="attachment_51021" align="alignnone" width="298"]F1 Subwooferは10インチ・ドライバーを2基搭載し、100Hz以下を担う。こちらもアンプ出力は1,000W。F1 Model 812をマウントするためのスタンドを内蔵している F1 Subwooferは10インチ・ドライバーを2基搭載し、100Hz以下を担う。こちらもアンプ出力は1,000W。F1 Model 812をマウントするためのスタンドを内蔵している[/caption] flex-array-coverage
ストレート・ポジション、Jポジション、リバースJポジション、Cポジション。アレイ形状の変形とともにDSPによる補正用EQも自動的に切り替わる 

ユーザー・インタビュー 金森祥之

F1 Systemsはラインアレイとポール・マウントの “間を埋める”スピーカー・システムです

[caption id="attachment_51023" align="alignnone" width="300"]1985年にサンフォニックスでPAエンジニアとしてのキャリアをスタートし、数々のアーティストのコンサートや大型イベントの音響を手掛ける。1997年、オアシスサウンドデザインを設立し、メインとなるPAのみならず、スタジオやライブ・ハウスの運営、音響設備設計などマルチに活躍 1985年にサンフォニックスでPAエンジニアとしてのキャリアをスタートし、数々のアーティストのコンサートや大型イベントの音響を手掛ける。1997年、オアシスサウンドデザインを設立し、メインとなるPAのみならず、スタジオやライブ・ハウスの運営、音響設備設計などマルチに活躍[/caption]

ワンボックス車でまかなえる範囲が拡大

●金森さんがF1で注目された点は? ◯サブウーファーの口径が小さいのは新しい……ハイボックスのウーファーよりサブの口径が小さいというのはこれまで無かったと思います。パワードのサブウーファーは18インチで40kgくらいあるのが普通。でも一人で運ぶには30kgがギリギリなんですよ。その点、F1 Subwooferは25kgを切る。それであれだけの音が出るんですから、それは驚きですよね。エンクロージャーも傷に強くて、傷が入っても目立ちにくい素材で、現場のことがよく考えられています。で、2t車が要る仕事なのか、それともワンボックスなのかというときに、F1ならかなりワンボックスでいけるんです。これは大きいですね。今までは指向性をコントロールするなら、ラインアレイを組むしかなくて、それだとスピーカー・システム全体で1,000万円くらいかかるし、2t車仕事になってしまうんです。そのすぐ下のクラスが無くて、その次はポール・マウントの2ウェイ+サブウーファーまで下がらないといけない。でも意外と現場の量や数では、その“ラインアレイとポール・マウントの間”が多いんです。ついF1をポール・マウントの2ウェイ+サブウーファーと同列に見てしまいますけど、僕はそれよりも少し上に位置するものだと思うんですよ。 ●既にF1を現場で使われていますよね? ◯客席数800、2階席ありというアコースティック編成のコンサートでもバッチリでしたね。パワーは十分で、マスター・ボリュームを10dBくらい下げました。 ●実際のサウンドはいかがですか? ◯一般的な2ウェイだと、ホーンで指向性をコントロールするのは高域だけで、それが2.5kHzより上の帯域。逆に言えば2.5kHzより下はコントロールされていないわけです。F1では2.25インチの中高域ドライバーが担当するのは600Hzより上なので、声の中心帯域である1〜2kHz辺りも含めて指向性がコントロールされている。この違いは大きいです。 ●低域については? ◯F1 Subwooferも、小口径のユニットの使い方が上手だなと思います。10インチ・ダブルだから、80Hzや60Hzのレスポンスが良くて、タイトなローで勝負できるウーファーですよね。F1 Model 812の方にも12インチ・ウーファーが入っているから、男性だったら160Hz付近、女性だったら220Hz付近の、ボーカル帯域の一番下はほぼF1 Model 812でまかなえて、Subwooferは主にローエンドを担当する。理にかなっているし、コード感やルート感の分かる低音が出せると思います。一方でF1 Model 812だけで再生したときも、素性の良い低域が聴けるんですよね。だから僕は、F1 Subwooferは、5.1chシステムの“0.1ch”みたいなとらえ方をしています。  

音が遠くに飛ぶので弱音が生きてくる

●今回の発表会ではバンドのPAもされていましたが、音作りのポイントは? ◯実は全くEQしていないんです。もちろんハコの特性も多少はあるのでそこはグラフィックEQで調整しましたが、やはりフレキシブル・アレイで指向性をコントロールができるので、最小限で済みます。後はローカットでサブウーファーへの送り量をコントロールしていただけ。F1のリミッターは優秀で、当ててしまえば“あ、ここね”と分かるし、このクラスのスピーカーにはありがちな“ぶざまに崩れる”ことがないんです。バランスさえ取れればまとまるということを、発表会だからこそ見せたかったんですよね。でもEQで例えばキックの4kHzを上げると、6dB、4.5dB、3dBの違いがちゃんと分かるスピーカーなんですよ。 ●それもクロスオーバー周波数に関係あるのですか? ◯同じ2kHzでも、ツィーターに任せるのとウーファーで鳴らすのとでは音色が全然違う。そういった意味では600Hzから上が2.25インチに任せられているということでの音作りのしやすさはあります。また、アンプもDSPも専用のもの、つまり最適化したものが入っているのも大きいですね。F1 Model 812で指向性を変えたときも、ユニットのカバー・エリアの重なりが減った分だけ高域が持ち上がるのも理にかなっている。僕が担当するのはハイファイな現場も多いのですが、F1は小さい音量でも音が飛ぶので、弱音が生きてくると思うんです。良いコンデンサー・マイクとアコギやピアノの組み合わせをどう再生できるかに、期待しています。今回はロック・バンドのパワフルなところを聴かせましたが、その意味ではF1はアーティスティックなミュージシャンにもウケが良いスピーカーだとも思うんですよね。 [caption id="attachment_51024" align="alignnone" width="600"]▲Inter BEEとタイミングを合わせて幕張のホテルフランクス内Bar TURTLE CLUBで行われたF1発表会の様子。F1の解説やCDの試聴、ポジションによるカバー・エリアの違いなどに加え、バンド演奏でのデモも行われた。客席数100程度でF1なら余裕でカバーできる上、垂直方向の指向性コントロールによって、カバー・エリアに対して余すところなく、かつ余計な反射を避けるようセッティングできるのが強みだ(レポートの詳細はこちら) Inter BEEとタイミングを合わせて幕張のホテルフランクス内Bar TURTLE CLUBで行われたF1発表会の様子。F1の解説やCDの試聴、ポジションによるカバー・エリアの違いなどに加え、バンド演奏でのデモも行われた。客席数100程度でF1なら余裕でカバーできる上、垂直方向の指向性コントロールによって、カバー・エリアに対して余すところなく、かつ余計な反射を避けるようセッティングできるのが強みだ(レポートの詳細はこちら)[/caption] 製品の特長については、既に以前のエントリーで紹介しているので以下のURLリンクも参考にしていただきたい。 [関連リンク] 2015年6月22日 BOSEの新PAスピーカーF1がサウンドフェスタで聴ける!

BOSE F1 Flexible Array Loudspeaker System 新製品発表会 in 幕張レポート

  [メーカーサイト] F1 Model 812 Flexible Array Loudspeaker F1 Subwoofer PresentedbyBose

3ウェイ、2ウェイの切り替えが可能なモニター・スピーカーFocal Trio6 Be初回限定グレイ・エディション発売

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メディア・インテグレーションは、アクティブ・モニター・スピーカーFocal Tro6 BEを発売する。 これは1インチ・ツイーター、5インチ・ウーファー、8インチ・サブウーファーを搭載した3ウェイ・モニター・スピーカーで、さらにFOCUSモードへの切り替えることで、2ウェイ・モニターとしても動作する。これによりスタジオミックスと、より一般的なサウンドの比較が可能。また、バッフルを90度ごとに回転できるので縦、横と設置方法を選ぶことができる。 [caption id="attachment_48065" align="alignnone" width="640"]20150417_focal_trio6_3_640 横置きにした例[/caption] なお、2015年12月発売分は、初回限定グレー・カラーで、2016年生産よりブラックボディ、ダークレッド天然木パネル仕上げに変更される模様。   製品情報 FOCAL Trio6 Be 税抜価格 275,926円(1本) http://www.minet.jp/brand/focal/trio6-be/  

M-AUDIO 新モデルMIDIキーボード・コントローラーOxygen 49、Oxygen 61発売

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INMUSICは、MIDIキーボード・コントローラーM-AUDIO Oxygen 49、Oxygen 61を2015年12月25日に発売する。 8つのノブとパッド、9つのフェーダ、トランスポート・ボタンなど、DAWをコントロールする必要十分な機能を装備し、主なDAWと自動的にマッピングされるDirectLink機能も搭載。さらバーチャル・インストゥルメントをTwistとXpand!2が付属する。M-AUDIOのMIDIキーボードの伝統と呼べるOxygenが進化し復活を遂げた。 [caption id="attachment_48075" align="alignnone" width="650"] M-AUDIO Oxygen 49(上)、Oxygen 61(下)[/caption] 製品情報ページ M-AUDIO Oxygen 49 市場予想価格 17,800円 (税込) http://inmusicbrands.jp/m-audio/oxygen49 M-AUDIO Oxygen 61 市場予想価格 22,800円 (税込) http://inmusicbrands.jp/m-audio/oxygen61    

ALTO PROFESSIONAL、パワード・スピーカーTS2シリーズ、マルチチャネル・ミキサーLiveシリーズ発売

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INMUSICは、3種のパワード・スピーカTS210、TS212、TS215と、4種のマルチチャンネル・ミキサーLIVE802、LIVE1202、LIVE1604、LIVE2404を発売する。 パワード・スピーカーTSシリーズは、1インチのドライバとそれぞれ10インチ(TS210)、12インチ(TS212)、15インチ(TS215)のウーファを搭載。 内蔵の1100Wピーク550W定格出力のパワーアンプからは、125dBを超える音圧を提供する。 マルチチャンネル・ミキサーLIVEシリーズは、例えばLIVE802であればIN8、OUT2という様にモデルネームから入力数とバス数がわかるようになっており、内蔵のデジタル・エフェクター、各チャンネルの3バンドEQ、メインまたはモニタ出力用の9バンドのグラフィックEQ、60mmフェーダー、アナログ・コンプレッサー、ファンタム電源、コンピュータと音声のやり取りが可能なUSB端子など豊富な機能を搭載。カフェなどの飲食店から、中小規模のイベントやライブ、リハーサルなど様々な現場での活躍が期待できる。 [caption id="attachment_48083" align="alignnone" width="650"]alto-live ALTO Live802(左)、Live1202(中)、Live1604(右) ※Live2404は2016年1月発売予定[/caption] 発売時期はLive2404は2016年1月、それ以外は2015年12月25日発売予定。 価格はすべてオープン・プライス 製品情報ページ ALTO PROFESSIONAL http://inmusicbrands.jp/alto-pro/      

世界初のハイレゾ音源によるライブ・ストリーミング・サービス「PrimeSeat」

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インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ハイレゾ音源のライブ・ストリーミングサービス「PrimeSeat(プライムシート)」を、2015年12月23日より提供開始する。 視聴用のソフトウェア「PrimeSeat」はKORGが開発し、すでにBata版が配布され、東京・春・音楽祭やベルリン・フィルの演奏会などをDSDライブストリーミングの公開実験が行われていたが、今回正式ローンチとなる。なお、DSDによるライブ・ストリーミングサービスの提供は、商用サービスとしては世界初となる模様。 視聴用ソフトウェア「PrimeSeat」は無料でダウンロード可能。2015年12月21日現在で掲載しているコンテンツはすべて無料で視聴できるが、今後コンテンツの拡充にともない、一部有料コンテンツも提供される予定。またコンテンツ配信業者は「PrimeSeat」でハイレゾ音源のライブ・ストリーミング配信のプラットホームとして使用することができるが、使用料は個別見積もりとなる。 PrimeSeat http://primeseat.net/ 問い合わせ 株式会社インターネットイニシアティブ 広報部 TEL:03-5205-6310 Fax:03-5205-6377 E-Mail:press@iij.ad.jp      

バランス接続端子を装備したD/Aコンバーター&ヘッドホン・アンプFOSTEX HP-A4BL

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フォステクスはDAC内蔵ヘッドフォン・アップHP-A4BLを発表した。これは、すでに発売されているHP-A4にXLR(4極)バランス出力端子を装備した仕様。これによりバランス・ヘッドフォンも手軽に楽しめるようになった。 [caption id="attachment_48108" align="alignnone" width="650"] FOSTEX HP-A4BLリアパネル[/caption] [caption id="attachment_48109" align="alignnone" width="600"]HPA4BL-a バランス・ヘッドフォンとHP-A4BLを使用した時にイメージ[/caption] 発売時期は2016年1月中旬、 標準価格は48,000円(税抜) 製品問い合わせ フォステクス カンパニー TEL:042-545-6111 FAX:042-546-6067 WEB:http://www.fostex.jp  

デタッチャブル・ケーブルを採用したプレミアム・リファレンス・ヘッドフォンFOSTEX TH900mk2

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フォステクスはプレミアム・リファレンス・ヘッドフォンTH900mk2の発売を発表した。 th900mk2-b 現行モデルTH900に新しくデタッチャブル・コネクター・ポートを装備。これによりケーブルの断線時でもケーブル交換で対応できる他、別売りのXLR端子ケーブルでバランス接続に対応が可能。 [caption id="attachment_48117" align="alignnone" width="600"]ET-H3.0N7UB 交換用バランス・ケーブルET-H3.0N7BL(別売り)[/caption]   発売時期は2016年1月中旬 標準価格は178,000円(税抜) 製品問い合わせ フォステクス カンパニー TEL:042-545-6111 FAX:042-546-6067 WEB:http://www.fostex.jp      

シンタックスジャパン ユーザー・アンケート&プレゼント・キャンペーン

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シンタックスジャパンは、本日2015年12月21日よりユーザーに向けた年末年始恒例「シンタックスジャパン ユーザー・アンケート&プレゼント キャンペーン」を実施する アンケート応募したシンタックスジャパン製品ユーザー全員に、RME Premium Recordingsの今年リリースした4作品の中から選りすぐったハイレゾ音源サンプル集を、もれなくプレゼントする。 [caption id="attachment_48126" align="alignnone" width="280"]RPRsample_disc3-d7de5668 今年のプレゼント・ディスク「RME Premium Recpordings 試聴サンプル・データ集 2015」[/caption] ※プレゼントの RME Premium Recordings 試聴サンプルディスクは非売品です。   キャンペーン期間: 2015年12月21日(月)〜2016年1月31日(日)まで ※応募は国内正規流通品をご購入いただいた方のみが対象となる。 キャンペーン詳細および応募方法: http://synthax.jp/rme-wintersurvey2015.html      

クラシックなU87タイプのマイクロフォンPELUSO MICROPHONE LAB、P-87発売

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エレクトリはPELUSO MICROPHONE LABのP-87マイクロフォンを2015年12月24日に発売する。希望小売価格は148,000円(税抜) 。 P-87は、伝説的な1970年代のクラシックなU87タイプのマイクロフォンで、センター・ターミネートの大口径ダイヤフラムを搭載し、48Vファンタム電源で駆動するP-87は、出力トランスを搭載し、指向特性は無指向、単一指向、双方向の切り換えが可能。 またマイク背面にローカット・スイッチ、-10dBのパッド・スイッチを搭載することにより様々な用途に対応する。   P-87_s 製品情報ページ PELUSO MICROPHONE LAB P-87 http://www.electori.co.jp/peluso/p87.htm  

【動画 第4弾】toe美濃がうなる!AUDIO-TECHNICA ATH-R70X

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サウンド&レコーディング・マガジン(サンレコ)2016年1月号の企画「toe美濃­がうなるAUDIO-TECHNICA ATH-R70X」。インタビューの様子を収めた動画の第4弾は、美濃氏がATH-R70Xの「­低域の再現力」について語る回。ATH-R70Xの動画シリーズのラストということで、本機の魅力についての“まとめコメント”もあります!   https://www.youtube.com/watch?v=yGs8pDl8VEw&feature=youtu.be   [amazonjs asin="B008QWVFS0" locale="JP" title="Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン) 2016年 1月号 雑誌"]

メディア・インテグレーション、APOGEE Presents “ 選べる” Pocket Operatorプロモーション

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メディア・インテグレーションは2015年12月21日(月)より「APOGEE Presents “ 選べる” Pocket Operator プロモーション」を実施する。 期間中、対象APOGEE製品のご購入すると TEENAGE ENGINEERING Pocket Operatorの中からご希望のモデルがプレゼントされる。購入モデルに応じてプレゼントのモデル数が異なる。

対象モデル/プレゼント内容

 

APOGEE Ensemble Thunderbolt

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APOGEE Quartet for iPad and Mac

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APOGEE Duet for iPad and Mac

apogee-duet-a   キャンペーン期間: 2015年12月21日 〜 2016年1月31日まで ※日本国内販売店での正規輸入品の通常品(新品)購入分のみが対象商品となる。 本プロモーション特設WEBページ http://www.minet.jp/brand/apogee/po_promo_2015/      

気鋭のフォトグラファー=雨宮透貴の個展が開催

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アーティスト・フォトの撮影や音楽系メディアでの仕事で知られる写真家=雨宮透貴(Yukitaka Amemiya)。若手ながら豊富な経験を有し、今年の夏から秋にかけてはUKダンス・ミュージックの雄、ベースメント・ジャックスのツアーに同行するという大仕事を成し遂げた。その際に撮影した写真の数々が個展『sounds good』として、来年1月15日(金)〜21日(木)にLIQUIDROOM 2階のKATAで披露される。被写体は、雨宮がツアー先で出会った「音楽を取り囲む人々」。彼の瑞々しい感性がとらえた、イギリスの音楽シーンの様子を見に出かけてはいかがだろう? <開催概要>Yukitaka Amemiya Photo Exhibition 『sounds good』 ●会期:2016年1月15日(金)〜21日(木) ●開催時間:13時〜20時 ※1月15日(金)は18時オープンで、21時までオープニング・レセプションあり。21日(木)は18時クローズ ●会場:KATA(LIQUIDROOM 2F) ●住所:東京都渋谷区東3-16-6 ●入場料:無料 DSC_1033 DSC_9235_2 <Profile>雨宮透貴 写真家。1987年生まれ。東京在住。ミュージシャンに会いたいという理由からカメラを買い、2009年より活動を開始。好きなミュージシャンに声をかけ写真を撮り続ける日々を過ごしながら雑誌、WEB、フェスなど、国内外多くのアーティストの撮影を行っている。ミュージシャンとの親交も深く、七尾旅人、田我流、GOMA、THA BLUE HERB、Shing02、水曜日のカンパネラなどなど多くのミュージシャンの写真を撮り続けている。 http://yukitaka-amemiya.com/      

ゲーム・エンジンUnity向けソフトウェア開発キットVocaloid SDK for Unityが公開

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ヤマハは、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが提供するゲーム・エンジンUnity上で、Vocaloidを利用したインタラクティブ・コンテンツを開発することができるソフトウェア開発キットVocaloid SDK for Unityの提供を本日より開始した。これにより、ゲームのシチュエーションやユーザーの操作に連動してリアルタイムに歌声を合成し、キャラクターに歌を唄わせたり、その歌い方を変化させたりするようなインタラクティブなコンテンツを容易に開発することが可能となる。 v-sdk-unity-a また、コンテンツ上の歌声音源として利用できる、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン公式キャラクターである「ユニティちゃん」のオリジナル・ボイス・ライブラリ「Unityランタイム版VOCALOID Library unity-chan!」もあわせて提供される。 これらは「Unity with VOCALOID」特設サイト(http://business.vocaloid.com/unitysdk/)からダウンロードできる。 関連リンク http://www.vocaloid.com/      

C414 XLS直系モデル、コンデンサー・マイクAKG C314発売

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ヒビノは、AKGのコンデンサー・マイクC314を2015年12月24日に発売する。AKGを代表するC414XLSと同一のダイヤフラムを採用しながら、フラットな周波数特性を実現。選りすぐった機能をバランスよくまとめてコスト・パフォーマンスを高めたモデルで、指向性を4 段階から選択でき、状況に応じた精度の高い収音が可能。また、大音量にも余裕をもって対応できるため、スタジオだけでなくライブ・シーンなど多用途に活用できる。 製品情報ページ http://proaudiosales.hibino.co.jp/information/3343.html  

坂本龍一の音楽制作の舞台裏に追ったドキュメンタリー写真展がオンライン・フォトエキシビジョンとして期間限定オープン。

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先日、坂本龍一の音楽制作の舞台裏に追ったドキュメンタリー写真展がレッドブル・スタジオ東京にて開催され、多くの来場者で連日大盛況となった。その写真展が、期間限定のオンライン・フォトエキシビション(ウェブ写真展)として、以下の特設サイトにて期間限定オープンした。 Red Bull Studios Tokyo Presents "Behind the Tracks" with ARTIST: Ryuichi Sakamoto × Wing Shya Photo Exhibition 映画「母と暮せば」オリジナル・サウンドトラックの制作現場を追ったドキュメンタリー写真展 http://ryuichisakamoto.redbull.com  なお、写真をWing Shya(ウィン・シ ャ)氏、そして言葉を本誌サウンド&レコーディング・マガジン編集人の國崎晋が担当している。近日中にドキュメンタリー映像の公開予定。 関連リンク Red Bull Studios Tokyo http://www.redbullstudios.com/tokyo/  坂本龍一が復帰第一作に選んだ 山田洋次監督「母と暮せば」のサウンドトラック http://rittor-music.jp/sound/column/sound_column/50568  

2016年2月号連動ファイル『理論と実践で学ぶ32ビット浮動小数点』

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サウンド&レコーディング・マガジン2016年2月号特別企画「理論と実践で学ぶ32ビット浮動小数点」の「実践」コーナーで、峯岸良行氏と森元浩二.氏が制作した音源はこちらからダウンロードできます。 sr2016feb32bit.zip(約108MB) Zipファイル解凍後には2つのWAVファイル(24ビット/48kHz/ステレオ)が展開されます。どちらも「実践」前半で示した「フェーダー情報あり」で書き出したマルチを元にしています。 なお楽曲の著作権は峯岸良行氏に帰属します。ダウンロードしたファイルの個人的な試聴以外の目的での無許可使用はご遠慮ください。

松隈ケンタが使う Studio One 第3回

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 第3回 Studio Oneを使った ドラムのマルチトラック・レコーディング

こんにちは、SCRAMBLES松隈ケンタです! 今年もあと1カ月、早いですね。僕が応援する福岡ソフトバンクホークスもシーズンぶっちぎりで優勝、さらに日本シリーズも制覇しまして、ますます音楽制作意欲がわいている今日このごろです。さて今月は、いよいよStudio One(以降S1)を使ったレコーディングについて。サウンド・チーム“SCRAMBLES”は、コンポーザー、プレイヤー、エンジニアが常駐して音楽制作を行っているので、スピードやクオリティにおいて、ほかの現場にない利点がたくさんあります。今回はそんな、我々SC RAMBLESが実際に行っているドラム録音の具体例を挙げながら、こだわりなどを紹介していきましょう!

操作がシンプルで動作が軽く 音が良いことに魅了された

まずはドラム・セッティング後にマイクを立てます。
[caption id="attachment_51043" align="alignnone" width="626"]▲スクランブル・スタジオでのドラム・セッティング例。ここでは、キックのオン/オフ/サブにそれぞれAUDIO-TECHNICA ATM25、AKG D112、YAMAHA NS-10Mのウーファー改造マイクの3本を使用。スネアはトップにTELEFUNKEN M80SHとボトムにSHURE Beta57の2本。タムには、ハイ・タム、フロア・タムともにLEWITT 340TT。そしてハットにSHURE SM57、ライドにAKG C451Bを1本ずつセット。さらにオーバヘッドに2本のSHURE SM57を使用している ▲スクランブル・スタジオでのドラム・セッティング例。ここでは、キックのオン/オフ/サブにそれぞれAUDIO-TECHNICA ATM25、AKG D112、YAMAHA NS-10Mのウーファー改造マイクの3本を使用。スネアはトップにTELEFUNKEN M80SHとボトムにSHURE Beta57の2本。タムには、ハイ・タム、フロア・タムともにLEWITT 340TT。そしてハットにSHURE SM57、ライドにAKG C451Bを1本ずつセット。さらにオーバヘッドに2本のSHURE SM57を使用している[/caption] ここでは、キックのオン/オフ/サブに3本。スネアはトップとボトムの2本。タムは、ハイ・タムとフロア・タムに、そしてハイハットとライドにも1本ずつセットし、全部で15chほど使っています。特に、トップのマイクだけでシンバルがバランス良く鳴るよう丁寧にマイキングしているのですが、それは、ハットとライドは、ミックス時に聴かせたい部分しか使わないことがあるからです。なので、録音時もあまり大きめにモニターしていません。また、こだわりとして、トップのステレオ2本はコンデンサー・マイクではなくSHURE SM57を使っています。なぜなら昔と違って今の音楽はトラック数も多くなり、上の帯域にもギラギラしたシンセやFXがたくさん乗っかるので、あえてドラム自体をリッチに録り過ぎない方がパンチもありますし、ミックスもしっくりくるからです。もちろん、ジャンルにもよると思いますが、興味ある方はぜひ試してみてください! 録音のビット・レートは、24ビットが業界標準とされることが多いのですが、S1では32ビットでもサクサク録れるので、僕らは32ビットを採用しています。同時に20トラック以上録音しても全く問題なく、レイテンシーも感じられないのです。 録音時にEQやコンプをインプット・チャンネルに挿して、簡単かつ積極的に音を作ることもあります。このときに使うのはS1付属のPro EQとCompressor
[caption id="attachment_51044" align="alignnone" width="650"]▲Studio One付属のPro EQ。7バンドのパラメトリック・イコライザーで、スペクトラム・メータリングや、可変式のローカット、ハイカット、低域、高域のマルチモード・フィルター、アウトプット・ゲインの自動設定などが備わっている。ここでは不要な周波数を録りの段階でカットしている ▲Studio One付属のPro EQ。7バンドのパラメトリック・イコライザーで、スペクトラム・メータリングや、可変式のローカット、ハイカット、低域、高域のマルチモード・フィルター、アウトプット・ゲインの自動設定などが備わっている。ここでは不要な周波数を録りの段階でカットしている[/caption] EQは周波数がアナライザーとして表示可能で、耳だけではなく視覚的にも処理を確認できるのが非常に便利ですね。それでは僕のオススメの機能を見ていきましょう。 録音は、録音パネルの“テイクをレイヤーに録音”をオンにして行います。そうすると、録音ごとに1レイヤーが作られます。ある程度録音テイクがそろったら(僕の場合3〜5テイク)、“FIX”という名前のレイヤー・トラックを別に作成して、“コンピング機能”を利用して最高のテイクを選んでつなげていきます。 [caption id="attachment_51046" align="alignnone" width="650"]▲S1のコンピング機能は、録音パネルの“テイクをレイヤーに録音”をオンにしてから録音した後、ベストなテイクを選択ツールで選んでいくだけで完了する ▲S1のコンピング機能は、録音パネルの“テイクをレイヤーに録音”をオンにしてから録音した後、ベストなテイクを選択ツールで選んでいくだけで完了する[/caption] S1のコンピング機能は、レイヤーを選択ツールで選ぶだけで、自動的にテイクが追加されるのでスピーディに作業可能です。この辺の抜群の操作性はS1ならでは!といった感じで、非常にシンプルかつ使いやすいですね。 ベースをドラムと同時にレコーディングしている場合は、このときにベースのテイクも選んでいきます。できるだけドラムとのグルーブが良いものをセレクトします。最後に、ミス・ショットがあった場合や、後に解説する“Impact”に取り込むための単発素材を録っておくと便利ですので、忘れずに録音しておきましょう!

Triggerを使用し 今風なドラム・サウンドを作り上げる

ベストなテイクが完成したら次は、SLATE DIGITAL Trigger 2を使用して音を作り込みます。Trigger 2はドラム・リプレイサー・プラグイン。近年ラウド・ロック・バンドや、メタル系を中心に主流となっているようですが、ポップス界でも定番になりつつあるみたいですね! ここではTrigger 2をスネア、キック、タムのパートに立ち上げてみます。Trigger 2は、元の波形のタイミングに合わせて自分の好きなサンプルに張り変えることができるので、通常のミックスでは作り切れない、派手でパンチのあるサウンドを生み出すことが可能なのです!と、文字で説明すると簡単そうですが、実は自然にかけるのが非常に難しいんです。というのは、Trigger 2は元の波形のダイナミクスによって反応するので、ブレンド量や、スレッショルド量をシビアに調整して全体のドラム・サウンドになじむようにしなければいけません。タムなど“かぶり”のあるトラックはうまくゲートをかければ奇麗に処理できるので非常に便利。ドラマーによってはこのトリガー処理を嫌がる人もいますが、良い音を追求するためと思い心を鬼にしてバシバシ張り変えていきましょう! [caption id="attachment_51047" align="alignnone" width="609"]▲ドラム・リプレイサー・プラグインSLATE DIGITAL Trigger 2。マルチレイヤー・トリガー・エンジンにより、最大127のベロシティ・レイヤーを持つステレオ・サンプルをトリガーとして使用することができる ▲ドラム・リプレイサー・プラグインSLATE DIGITAL Trigger 2。マルチレイヤー・トリガー・エンジンにより、最大127のベロシティ・レイヤーを持つステレオ・サンプルをトリガーとして使用することができる[/caption]
ここで、録音時に録っておいた“ショット”と呼ばれるドラム単発サンプルをImpactに取り込んで、自分好みのリズム・マシンを作ってみましょう。 [caption id="attachment_51048" align="alignnone" width="484"]▲ドラム・サンプル・プレイヤーImpact。16個のパッドにサンプルを割り当て再生できる。それぞれのパッドにはピッチ、アンプ、フィルターの各コントロールがエンベロープとともに備わっているほか、ベロシティによるレイヤーも可能となっている ▲ドラム・サンプル・プレイヤーImpact。16個のパッドにサンプルを割り当て再生できる。それぞれのパッドにはピッチ、アンプ、フィルターの各コントロールがエンベロープとともに備わっているほか、ベロシティによるレイヤーも可能となっている[/caption]
取り込み方は超簡単。画面上の任意のパッドに、入れたいファイルをドラッグ&ドロップするだけです。例えばC1にキック、D1にスネアを入れておけば、後はMIDIで打ち込むだけ。また、一コマに最大8つの音量違いのサンプルを入れておくことができるので(Shift+ドラッグでレイヤー)、弱い音から強い音までのサンプルを録音しておけば、かなりリアルなドラム・キットが作れます。僕のチームには数人のドラマーがいまして、それぞれ音色の個性が違うので、“誰々キット”と名前をつけてデモ作りに使っています! さて、ザックリではありますが、SCRAMBLES流のドラム・レコーディングについて解説してみました。いかがでしたでしょうか? レコーディング方法についてはプロデューサーごとに個性が出てくるのが面白いですね。次回はボーカル・レコーディングとミックスについて解説していきます。また来月お会いしましょう、ROCK!! *Studio One 3の詳細は→http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/

1990年代のDTM定番音源がプラグイン化!ROLAND Sound Canvas VA発売

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ローランドは、コンピューター・ミュージックのハードウェア音源として人気を博したSOUND Canvasシリーズをプラグイン音源化したSound CanvasVAを発売した。 SOUND Canvas VAはVSTi(Windows & Mac)とAU(Mac)のプラグインに対応したGSフォーマット互換のソフトウェア・シンセサイザーで、GSサウンド約1,600音色、63ドラムセットを内蔵。 また、SC−8820、SC−88Pro、SC−88、SC−55の音色マップを搭載し、ハードウエア音源「SOUND Canvas」シリーズとの高い互換性を確保している。 『SOUND Canvas VA』はローランド・コンテンツ・ストア( https://contentstore.roland.com/ )でダウンロード購入可能。 ■製品に関するお問い合わせ先 ローランド株式会社 お客様相談センター:050-3101-2555 製品情報ページ ROLAND Sound Canvas VA http://www.roland.co.jp/products/sound_canvas_va/  
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