エレクトリは、ドイツSPLのステレオ・マスタリングEQ、Passeqの最新版を4月3日に発売する。カラーはブラック(Model 1650)とレッド(Model 1654)があり、価格はそれぞれ590,000円+税。
白いパネルのオリジナルPasseq(Model 2595)は2005年にリリース。チャンネルごとに72個のパッシブ・フィルター(ブースト×36、カット×36)を使用したパッシブ方式のEQで、内部動作電圧を高く保つことで高音質を実現する“120Vレール・テクノロジー”を採用した最初の製品だった。PLUGIN ALLIANCEによってプラグイン化もされ、人気を得ている。
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Passeq Model 2595[/caption]
新Passeqでは、選択可能な周波数が変更。特にLFとMFのカット周波数が低域側にシフトしている。同時に最適なコイル/コンデンサー/抵抗の組み合わせによって、Q値の調整も施されている。また、高域では可聴帯域を超える25kHz/35kHzをコントロール可能。さらに、旧モデルではカットのみであったアウトプット・ゲインが±10dBとなっている。
そのほか、一定間隔でバイパスとオンを切り替えるオート・バイパス機能も搭載している。
製品情報
http://www.electori.co.jp/spl/passeq_2018.htm
