YAMAHAは、デジタル・ミキシング・システムの新ラインナップRIVAGE PM7を発表。コンソールのCSD-R7を3月に、 I/OラックのRIO3224-D2とRIO1608-D2を4月に発売する。価格はいずれもオープン・プライス。
CSD-R7は、 RIVAGE PM10専用コントロール・サーフェスCS-R10と同サイズの筐体に、 新たにDSPエンジンを内蔵することで、 可搬性とスペース効率を向上。リーズナブルなコストでの導入を可能としている。 また、 操作パネルの配置もCS-R10と同仕様のため、 RIVAGE PM7とRIVAGE PM10と同じ感覚で操作することが可能。 さらに、“デュアル・コンソール機能”により、 CSD-R7とCS-R10、またはCSD-R7を接続し、 1つの信号処理に対して2台のミキサーによるオペレーションを実現する。 会場の規模やスペースに応じて、 FOHとモニターのどちらかにCS-R10-Sを設置したり、 CSD-R7のサイドカーとしてCS-R10-Sを組み合わせたり、 といった使い方にも対応できるという。
新発売のRIO3224-D2/RIO1608-D2とはHY144-Dカード経由でDanteで接続可能。 既発売のI/OラックであるRPIO622やRPIO222とはHY256-TLカードとの組み合わせで、 最大400ch伝送可能なYAMAHA独自のオーディオ・ネットワークTWINLANeでの接続が行える。
CSD-R7には、RIVAGE PMシリーズ用の最新ファームウェアV2.0を採用。特に、放送向けでは、 5.1chサラウンド・パンニングとモニタリング機能を備え、 2系統のサラウンド・バスを使用することで、イマーシブ・サラウンドの制作用途にも応用可能。 また、 ミックス・マイナスにも対応し、特定の音声を特定の回線から差し引いて中継先に送出することが可能となっている。また、RUPERT NEVE DESIGNS製のエンハンサーPortico 5045は、簡単な操作でマイクに入り込むバックグラウンド・ノイズを抑制して明りょう度を上げたり、主音声を拡張してハウリング・マージンを大きくするといった用途に使用できる。
RIO3224-D2とRIO1608-D2は、“2”と銘打たれている通り、従来のRIO3224-DおよびRIO1608-Dからアナログ回路の構成を見直すことで、 伝統のナチュラル・サウンドを進化させたモデル。どちらも電源の二重化を果たしている。また、静粛性の向上や、ステータス表示のディスプレイの追加などの機能向上も行われている。
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RIO3224-D2[/caption]
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RIO1608-D2[/caption]
製品情報
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/mixers/rivage_pm7/index.jsp
ニュース・リリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2018/18020601/

