YAMAHAはラック・マウント・タイプのデジタル・ミキサー「TF-Rack」を12月にリリースする。
その名の通りTFシリーズのラック・マウント型モデルで、コンパクトな3Uサイズを実現。アナログ入力としてマイク/ライン入力×16ch+ステレオ・ライン×1系統の18ch、出力は16chを本体上に用意している。オプションのDante対応ネットワーク・カード「NY64-D」と16イン/8アウトのステージ・ボックス「Tio1608-D」で入出力の拡張も可能だ。
マイクプリ回路のD-PreやマルチエフェクトSPXなど、定評ある同社の技術を凝縮。このマイクプリ設定などを含めたトータル・リコールが可能で、設定ファイルは他のTFシリーズのミキサーと互換性が確保されている。
操作については、従来のTFシリーズと同様のタッチ・パネルを使ったTouchFlow Operationや、1つのノブでコントロールできる1-knob COMP/1-knob EQ、入力ゲインを最適化するGainFinderなど、シンプルにが行える機能を満載。QuickPro Presetsによって、楽器やマイクなどの入力ソースや、ULTIMATE EARS製インイア・モニターに最適化した入力/出力設定が用意されている。
設定のオフライン編集が行えるMac/Windows用アプリケーションの「TF Editor」、ワイアレス・コントロールが行えるiPadアプリの「TF StageMix」、iPhone/Androidなどに対応するAUXミックスのワイアレス・コントロール・アプリ「Monitor Mix」に対応している点も、従来のTFシリーズと同様だ。
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▲TF-Rackのリア・パネル[/caption]
【製品情報】
YAMAHA TF-Rack:オープンプライス
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/mixers/tfrack/
